コラム

RNCラジオ 「人で見つけよう香川の仕事」
ゴーフィールド 大西由巳さん

4月10日に西日本放送ラジオ「人で見つけよう香川の仕事」の第4回放送されました。このコーナーは香川ですてきに働く「人」をゲストにお呼びして、お仕事内容やきっかけ、やりがいなどを伺っています。実際に働く人のお話を紹介することで、香川での働き方の多様性を感じていただくと同時に、「この人と一緒に働きたい」や「この人のように働きたい」と感じるきっかけになれば嬉しいです。

「人で見つけよう香川の仕事」

日時:毎月第二火曜日 13:15〜(生放送)

パーソナリティ:亀谷 哲也(RNCアナウンサー)、熊谷富由美

レギュラーゲスト:人で見つける私の仕事 ヒトデ 代表 秋吉直樹

今回は株式会社ゴーフィールドでウェブ制作を務める大西さんにご出演いただきました。地元岡山を離れて今年で10年目を迎える大西さんに、香川で働いて感じた「本音」や「社内部活制度」や「子連れ出勤」などのユニークな社内制度についても色々と伺いました。

一同 大西さん、よろしくお願いします。

大西 はい、よろしくお願いいたします。

熊谷 ゴーフィールドはどんなことをしている会社なんですか。

大西 弊社はホームページを制作している会社です。元々はアウトドア好きメンバーが集まってアウトドアグッズの通販をしていた会社だったのですが、今はホームページの制作が主力事業になっています。私は今から10年ほど前に入社させていただきました。

熊谷 元々、アウトドグッズ通販からスタートしているからゴーフィールドっていうお名前なんですね。例えばどんなホームページを手がけていらっしゃるんですか。

大西 香川大学さんタダノさん、丸亀市さんなどのホームページに携わらせていただいてます。

亀谷 かなり大手の企業や自治体がクライアントなんですね。社員数はどれくらいなんですか。

大西 30名ほどです。

熊谷 社員数も結構いますね。ホームページを制作するときにはどんな工夫をしているんですか。

大西 案件次第なんですが、例えば香川大学経済学部さんの場合は、新しい学部編成になって生まれ変わった様子を表現して欲しいとオーダーがあったので、これまでの印象とは少し違ったイラストが中心のページを作らせていただきました。

亀谷 今手元のタブレットで確認させていただいているんですが、ポップな色合いのサイトですね。イラストがあると、これまでの大学のイメージと少し変わって親しみやすい感じになりますね。

香川大学経済学部

大西 最近ですと、高松市さんの外国人観光客向けのホームページも作らせていただきました。高松市の観光名所と言われる所から秘密のスポット的な所まで、複数のチームに別れて取材しました。先日は取材でイチゴ狩りに行きました(笑)

熊谷 楽しそう。そうした発信はこれから必要ですよね。

亀谷 こちらも今見ているんですが、栗林公園や綺麗な街の様子など、ステキな写真が並んでますね。

秋吉 取材に行かれた皆さんのレビューまで書き込んであって、ただ情報が並んでいるサイトと違って、とても共感しやすい内容になってますね。

高松市の外国人観光客サイト「Experience Takamatsu」

熊谷 写真や文章など、ホームページを作るためには色んなスキルが必要そうですね。

大西 そうですね。制作チームにはカメラマンやライターにも入っていただいて、みんなでどんな場所に取材に行くとか、どうやって伝えていくのかを考えながら制作しています。

亀谷 そう考えると、テレビ局の仕事の進め方に似てるかもしれませんね。

熊谷 そうね。共通点が多いですね。色んな場所に行けたりして楽しそうですね。

大西 はい。知らなかった高松市の魅力と出会うことができるので、すごく楽しいです。たくさんの人に出会えるのも魅力の1つだと思います。

熊谷 大西さんの個人的なこともいいてもいいですか。ご出身はどちらなんですか。

大西 岡山県高梁市出身です。岡山にあるデザインの専門学校に通っていて、当時その学校の講師として弊社の会長・森田が来ていて、そのご縁があってこの会社に務めるようになりました。

秋吉 色んな制作会社がある中、まさに大西さんは森田さんと出会いを通じて会社を選んだんですよね。ヒトデとしてもそういった出会いをしっかりと紹介していきたいと思います。

熊谷 実際に入社してみてどうでしたか。

大西 中学生の頃からデザイナーになりたいと思っていて、ホームページにも興味があったんです。今はやりたいと思っていたことを仕事に出来ているので楽しいですね。

亀谷 小さい頃からホームページがあったんですね。我々は仕事を始めてからしばらくしてホームページなるものが登場しましたからね(笑)

熊谷 そうよ。昔は全部手書きだったんだから(笑)。何歳の頃からホームページを作り始めてたんですか。

大西 独学で始めたのは中学生の頃からなので、13、4歳の頃から作り始めてました。

熊谷 早いですね。ホームページの魅力ってなんですか。

大西 やっぱり場所を選ばないところが魅力だと思います。子どもの頃、作ったものを通じて九州の方と交流したりしていたんです。高梁市にいながら全国の人と交流できるのがとても魅力に感じました。

亀谷 なるほど。東京にいる人よりも、地方にいる人の方がその魅力は感じられるのかもしれませんね。

熊谷 ホームページを作る時、心がけることはありますか。

大西 やはりホームページはお客様が思っていることを伝えるものですので、お客様が思っていることをどうやって技術的に表現していくか、どうやってユーザーに伝えるかということをしっかりと考えるようにしています。そのためにお客様としっかりと話し合ったり、勉強したり資料を集めたりしながら、お客様の気持ちに歩み寄っていくっていうことを大切にしてます。

熊谷 そうしたアナログな部分の仕事も大切なんですね。ゴーフィールドにはどんな仲間がいらっしゃるんですか。

大西 結構個性的な仲間が多いですね(笑)。自転車好きの後輩がいて、どこへ行くにも自転車で行くのですが、先日も大阪出張に自転車でいこうとしていました。流石にその時はバスでいきましたが(笑)。その人はゴーフィールドの自転車部のメンバーですね。

亀谷 部活があるんですか。

大西 はい。個性的な部活でいうと、焼肉部っていうのもあります。集まってお肉を食べながらコミュニケーションを取るっていうだけの部活なんですが(笑)。社外の人もたくさん入っていて、人脈の拡がりにも繋がっています。

秋吉 Facebook で焼肉部の様子がアップされていて、楽しそうなのでどんどん人脈が拡がっていますよね。直接仕事に繋がらなくても、人間関係の繋がりが間接的に仕事に繋がっているんだろうなぁと感じてます。

焼肉部の様子(ゴーフィールドHPより)この日は海外からの参加者も多かったようです

熊谷 他にもユニークな社内制度があると聞きましたが、どんなものがあるんですか。

大西 そうですね。子連れ出勤制度があります。9名ほどパートの主婦さんがいらっしゃるんですが、夏休みなどの長期の休みの時は、お子様を連れて来ても構わないというものです。ですから今の時期はオフィスがとても賑やかなんです。仕事中、オフィスが静かになることも多いので、お子様達がいると賑やかになりますし、みんなも笑顔になるので、お互いに良い効果が生まれてるのかなと思います。

熊谷 素敵ですね。一昔は子供を連れてくと「すみません」っていう気持ちになってましたが、みんなで受け入れてくれる雰囲気はいいですね。きっと子供たちにとっても良いことですよね。大人たちが働いてる姿を自然に見れるというのは素晴らしいと思います。秋吉さんと大西さんはどうして知り合ったのですか。

秋吉 私がもともとゴーフィールドさんとご縁があったんです。部活や子連れ出勤など、面白い取り組みをされているので、社長の皆見さんにラジオの出演を依頼したんです。そしたら皆見さんから「いい人がいます」とご紹介いただいたのが大西さんでした。大西さんはお若いんですが、制作部の部長さんなんですよ。

亀谷 部長さんなんですね。とても優しい雰囲気なので、みんなついていきたくなるんだろうなぁ。

大西 メンバーのみんなにはいつも助けてもらってばかりです。

秋吉 もちろん部内には、大西さんよりも年上の部下の方もいらっしゃて、そうした方と一緒にお仕事されているということなので、しっかりされているなぁと思います。

熊谷 そうですよね。年上の方と一緒にお仕事する際にコツはあるんですか。

大西 やはり教わることがとても多いので、自分だけの考えに固執せずに、色んな人のアドバイスを聞いたり、教えを請うようにしています。そうやってみんなが働きやすくなるような体制づくりを心がけてますね。

熊谷 すごい、人間が出来てますねぇ。最後に何か一言お願いできますか。

大西 働くというは人生において大事なことだと思っています。そして、今は自由な働き方ができる時代になってきたと思うので、会社にとっても個人にとっても楽しい職場環境が大事になるのと感じてます。ゴーフィールドでの仕事を通じて、私もそうした働き方を実践する1人になれるように頑張りたいと思います。

熊谷 働きたくなるような会社づくりはこれから大切ですね。大西さんありがとうございました。

一同 ありがとうございました。

▲最後はみなさんで集合写真(左から皆見社長、森さん、亀谷さん、大西さん、熊谷さん)